先日、東京ミッドタウンのモールに行った際、感じたのは
空間の作りはほぼショッピングモールと同じだけど、さすが高級感が演出されている事。
高級感を醸し出しているのは、目を引く彫刻や店の華麗なディスプレイもあるのですが、それはポイント的であり、一番大きなのは、柾目の木目調に仕上げられた柱と梁、そしてガラス壁を通して見える明るい芝生の広場でした。
一番ボリュームのある構造体を美しく仕上げて存在感を示すようにするのか、目立たないように処理するのかは建築家のセンスです。明るい芝生の緑と落ち着いた木目は、見事に調和していました。
同じことを豊洲のららぽーとが真似てもサマにならないでしょう。柱の色を変えても、調和は作れないからです。ららぽーとは船舶をイメージした建物で、家族が普段着で楽しむ巨大モールです。それにふさわしいしつらえをしているので、柱の色を変えても合わないのはあたりまえですね。でも、空間構成(3階分の吹抜けを挟んだ通路とモール)はほぼ同じなんです。しつらえの違いで、ここまで変わるものなのだなと改めて感心しました。
働く間だけ居るオフィスビルや、たまに訪れるモールのように一過性の時間を過ごす空間と、そこに数十年住まい続ける家の空間は考え方は異なります。でも、しつらえ方は参考になりますね。普段はカジュアルに、時に落ち着きのある姿、そしてある時は思いっきり楽しく・・・・ そんなしつらえの変化を家で考えるなら、カーテンやブラインドによる視野遮断と照明による色使いの変化で、かなりの事ができます。照明で空間にさまざまな色や「影」を「載せる」事ができます。「お化け電灯」(懐中電灯を顎の下に置いて顔を照らす事)のようにすれば夏も涼しく過ごせるかも!?
冗談はともかく、石膏ボードにクロス貼りもしくは塗り壁というのが今の個人住宅の標準ですから、あまり代わり映えがしない。表情をつけられるのは照明とファブリックが主流だそうです。ドンと大きな空間を1つだけ作って、さまざまな表情をつけて楽しむ。長く住むならいろんな変化も楽んで良いのではないでしょうか?照明は頼むと高くつきますが、建築化照明などは、設計時に考えてもらうと安くなる場合もあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿