2008年6月17日火曜日

車椅子生活

バリアフリーと言われますが、足が不自由になっても家の中では車椅子を使わず、這っている方が多いようです。乗り移りとか考えると、その方が楽なのかもしれません。

家庭用エレベータの方が高価ですが、階段昇降機を導入する家は少ないようです。乗ると怖いし時間もかかるのです。

なかなか想像できないのですが、ともあれ、備えておく事には越した事はありません。自分の親が使うことになるかもしれないし、自分自身がお世話にならないとも限りません。

もし車椅子がやってきた時、
車を降りる→家に入る→うがいをする→トイレに行く→風呂に入る→着替える→寝る と一連のシナリオを考えて、セルフでできるか、介護がえらい大変な事が起きないか、チェックしとくのが良いでしょう。
過度なスロープや装置はコストもかかるし健常者には邪魔になりがちなので、後から設置できれば良いと考えます。

我が家の場合、
車から車椅子が転回できる広さの玄関ポーチに直接降りられ、そこからウッドデッキ経由で、掃き出し窓から室内に入れるように考えました。ウッドデッキ上で車椅子の車輪も清掃できるでしょう。
お風呂の間口は極力広くしておいて、大人二人で抱き抱えて通れる位を理想とします。広い浴室扉は浴室乾燥を使うときも便利です。隣り合うトイレと洗面所は今は壁に仕切られ別々ですが、取りまわしが効くよう、壁を壊して一部屋にできるようにしました。和室は敢えて上がり框を設け、車椅子から乗り移りしやすいようにしておきます。普段の生活でも上がり框は腰掛けられるので、何かと便利です。寝たきりになっても、庭の緑や、青空が見えるように配慮し、オムツの臭い対策も兼ね珪藻土を塗りました。和室からトイレまで直結できるよう、壁に穴をあけられるようにしたかったのですが、構造上難しかったので、いざとなったら、構造壁を鉄枠で補強して人が通れる位の穴を開ける事としました。一段高い和室からなので便器への乗り移りも楽でしょう。洗面ボウルは収納付きなので車椅子では使えませんが、その時が来たら交換すれば良い。

現実問題、来るかもしれないし、来ないかもしれないという事には、なかなかコストはかけられませんし不便も嫌です。来てしまった時に改装コストがバカ高くならないように配慮しておく。ウッドデッキや珪藻土壁など、普段の生活を快適にする仕掛けを兼ねていれば尚良い訳です。

前回の「食を考える」同様、経験しないとわからない事も、シナリオで考えてみると、シミュレーションが容易にできます。見落としている事、沢山あるとは思いますが、まぁ安心して暮らせます。

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