宮崎駿さんの執筆・インタビュー集「出発点」を読んでいて共感する部分が多いのですが、その中で「子供が小さいうちは、五感を発揮して物事を感じ取る必要がある」といったくだりでした。現実と空想の区別がつかないうちに、アニメのようなバーチャルで、臭いも味もない情報の欠けたものばかり与えるべきではないという主張です。
自然界の持つ情報は、本当に膨大なもので、昆虫1匹の構造を詳細にわたって見るだけでも、相当な情報が得られます。そして、子供の1秒は大人の10秒以上に匹敵するのです。私も人生の中で小学校の6年間が一番長く感じられ、就職してからの年数はあっという間でした。大人にとってはすぐに経ってしまう1年間のうちに、子供は沢山の情報を手に入れ吸収し影響されていくのです。
となると、窓からの風景、日々出歩くときに目にする景色、いずれも少なからず影響があるということになります。ビジネスホテルのように、窓から見えるのは隣のビルだけ、とか土を踏んだ経験が無いとか、ほんの数年であっても、影響が小さくないとするとどうでしょうか?
宮崎さんいわく「土に触れない場所で子育てしなければならない」
さて、子どもにどんな体験を与えますか?