2008年6月17日火曜日

ゼロ・エミッション

積水ハウスの建築現場を見かけたら、ぜひ、ゴミ置き場を見る事をお勧めします。60以上に分別されたゴミが定期的に回収されているからです。積水ハウスはゼロ・エミッションを目指し、建築現場から発生するゴミを分別回収し、徹底的に再利用化しました。その結果、再利用のコストはかかりましたが、廃棄コストが減り、再資源化されたゴミの売り上げが上がり、なんと、収益が向上したそうです。実に驚くべきというか、なんだ皆やればいいじゃないかと思うのですが、その実現は大変なものだったそうです。

ただし、これは新築現場から出る廃棄物のお話。旧家屋の解体ゴミの再利用化は技術的に難しいそうです。既存住宅は千差万別、分別しようにも引き剥がせない素材も多いからです。「30年経ったら建て直し」の標準的日本家屋は、大量の再資源化不可なゴミを生むのです。

「エコ」と「解体」は相反する行為です。リフォームも大量に廃材を出します。「丈夫で家族構成が変わっても柔軟に住める。」スケルトン・インフィルの考え方、もっと徹底されるべきだと思います。そして「古びるほど味が出る家」ならば、「古くてみすぼらしい家」とはならないのです。傷が着くほどに味が出る・・・そんな自然素材を選ぶか、クロスを張り替えるだけで一新できる家、そんな視点で家作りをしたいものです。

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