2010年4月21日水曜日

街の景観と家の外観

旧東ドイツ圏を旅した時、至る所が工事中だったりしましたが、驚いたのは、道路の舗装を剥がして石畳に改装している事。工事が終わった所は、確かに落ち着いた街並みになっていました。
石畳は古い物が残っていたのではなくて、景観を作り出すためにコストをかけた投資だったのです。

最近、高級分譲地だと、道路の一部を石畳にしたりもしていますが、コストがかかるせいか、せいぜい交差点や遊歩道にとどまっている所がほとんど。しかも、そこまで気を使っていても電線の地中化までは至れず、新しく電柱を建ててしまったりしています。日本の景観投資はまだまだです。

だからこそ、家の外観はシンプルにして欲しい。ケバケバといろんな色のサイディングを組み合わせないで欲しい。通りに面する家の色が一致しているだけでも、町並みはぐっと落ち着いたものになります。美しい街並みができれば、土地の価値も上がるのに、なんでやらないんでしょうか?周囲から浮いた独りよがりのケバケバ住宅を建てても、1年もしないうちに飽きてしまいますよー。

スケルトンインフィルって、建物が丈夫というだけでなくて、「建物は街のインフラ だから外観は街に合わせてもらうけど、内側は住み手のご自由に。」という考えだと思います。せめて、マンション位は外装をレンガ調タイルに限るとか、規制をかけてくれよー!

見られる覚悟 魅せる心意気

大きな窓を設ければ、外も良く見えますが、外からも良く見えてしまいます。
部屋が綺麗じゃないと、結構恥ずかしいのですが、ならば綺麗にしてやろうじゃないかと奮い立つのも一手。「見らている」という緊張感が女性を美しくするように、リビングを美しく保つ・・というのもありかもしれません。

オランダでは、宗教上、ガラス窓をピカピカに磨き、「一点の曇りも無い生活をしています」とカーテンも開いている家が多くあります。ここまでストイックにやり切れるか?は別としても、動機があった方が力が湧いてきます。

まぁ、生活する場なので、いろんな場面があっても良いと思います。なので、「見られている」という緊張感を美しい生活スタイルへの原動力にするというのも、アリかと思います。辛くなったら、カーテンやブラインドを閉めれば良いのです。