2011年6月21日火曜日

3Dで考える収納

狭い家であれば、収納スペースを見つけて収納場所に仕立てるのは一種のサバイバルとも言えるかもしません。
収納は、3Dつまり立体的に考える必要があります。収納する物が立体なので当然なのですが、これがなかなか大変なのです。一つの押入れの上下を別の部屋から使うとか、階段下のスペースも使うとか、上り框の座敷の下も収納に使うとか、いろんな技がありますが、図面にしようとすると結構大変です。しかも、これに日照、通風、動線があり、騒音配慮なども必要になります。時間帯による使い分けも必要なので、実際は4Dですね。

我が家の場合は、小屋裏収納を最大限に作ったので、どこにどんな収納を作るかは、3Dで考えざるを得ませんでした。天井が低い小屋裏収納と中二階、吹き抜け、勾配天井が、狭い空間にギュッと無駄なく押し込まれるように設計したのです。「この隙間も収納に使える」「ここは天井を高く」とやり尽くしたおかげで、天井裏がほとんど無い家になってしまいました。

あまりもややこしかったので、ボール紙で模型を作っちゃいました。そうすると、物入れを作れる場所がよくわかります。設計がダメだったら、模型も作り直しですが、ボール紙ですから簡単です。

バルコニーを使いこなすのは難しい

一戸建てでバルコニーを活用しようと思うと、実はいろいろと制約があります。

まず、法律で、一定以上のバルコニーは床面積に入ってしまうので、容積率の制約にひっかかります。都心だと、結構キチキチの容積で建てますので、部屋とバルコニーとで面積の奪い合いになります。
確か、70cm以上の張出し、支柱があるバルコニーがこれに該当するはずです(最新の法規を確認してくださいね)
70cmだと、椅子一つ置けるかどうかの幅で、ほとんど使えない場所になってしまいます。また、長い張出しはメンテ上不安があるので、支柱を立てたくなる。だったら、床面積に入れなさいという事なんだけど、どうも納得がいきません。
ここには逃げ手があって、自治体によって解釈が変わるのですが、バルコニーの床をグレーチング(金網)にすれば、床面積に算入しないという便法があって、これを活用する家も多いです。

次にコスト。グレーチングもそれなりに値段が張りますし、防水塗装を行うと面積が広くなるほどコストも上昇します。でも、部屋の床面積あたりのコストに比べれば低くなるので、よく検討すると良いでしょう。

それから、台風などの大雨の時、部屋に雨が入ると大変なので、バリアフリーでつなぐ事が難しいというのもあります。晴れた日はバルコニーも部屋と床続きで一体に使いたい・・としたい所ですが、完璧な排水ができないと浸水被害に遭ってしまいます。我が家の場合は無残にも高い敷居が設けられてしまいました。この点、メンテは大変ですがウッドデッキは有利です。

そして、最後が大事なんですが、いつ利用できるか?です。雨の日は使えない、風が強くても使えない、花粉、やぶ蚊、洗濯物、近所の視線などなど、意外に障害が多いのです。ちょっと夕食をバルコニーでと思っても、土埃まみれの床やテーブルとイスを拭くだけでウンザリしてしまったり・・・。土や芝生を入れれば庭同然に使えるのですが、防水と補強のコストが更に上乗せされます。さらに、エアコンの室外機やゴミバケツなんかも置かなきゃならないので、騒音や熱、臭いなども出てなかなか快適なバルコニーを手に入れるのは難しい。。。

という事で、バルコニーを活用するのは意外に簡単では無いという事は頭に置いておいて良いでしょう。

それでも我が家は諦めませんでした。エアコンの室外機は専用の張出部に追い出す、洗濯物とゴミ箱ゾーンとは分ける、ラティスで視線をコントロールするなどの建築対策をとり、椅子やテーブルは定置でなく使う時にダイニングから持ち出し、蚊取り線香を大量に使い、ようやく年に数回バルコニーディナーを楽しむ事ができるようになりました。妻は言います「そんなにBBQやりたいなら、隣の公園でやればいいじゃん」「えー、だって準備と片づけ大変じゃん」そう、バルコニーディナーなら食器の片づけなどは楽なんです。料理もキッチンで作りますから。それでも、公園BBQの方が回数は勝ってます。

今年はタイルマットを敷いたので、バルコニーをより多く使える事でしょう。そのうち、バルコニーに蚊帳を吊ってハンモックで過ごしたいな。まぁ、家づくりは建ってからも続くし、障壁を乗り越えながら毎年少しずつできる事が増えていく方が楽しいでしょう。持ち家はいじって楽しんでナンボだと思います。バルコニーを物干し場以上の場所にできるかどうかは、あなたの創意工夫と熱意にかかっています。

2011年6月20日月曜日

バルコニーを美しく使うには・・・

木造家屋に限らずバルコニーは塗装コートが一般的です。ただ、これを綺麗に使いたいと思うと、デッキブラシでゴシゴシとやる事に・・・これでは防水塗装が痛みます。バルコニーの防水塗装はとても重要で、防水が切れると、即座に雨漏りなどにつながります。これはちょっといただけません。だからといって、バルコニーをタイル張りにすれば、高度な左官技が必要なので工賃も嵩みますし、もしひび割れたら補修も大変です。

これを見事に解決する方法があります。それは、タイルマット。3~10cm角の薄いタイルが樹脂で連結された30cm角のマットです。このマットはお互いに連結できるようになっていて、床に敷き詰めるのが簡単です。パチパチと連結してゆき、端の方はサイズに合わせてタイルをつなぐ樹脂をカッターで切り、樹脂製の端材で隙間を埋める事ができるので素人でも施工できます。

私はホームセンターでタイルマットを少しづつ買い足しながら、置き方をいろいろ変えてやってみました。バルコニーには雨どいや排水溝などもあり、複雑な形になりがちなので、細かい部分は小さな3cm角タイルのマットを使い、広い部分は少し割安な10cm角タイルのマットを使いました。樹脂で柔らかく連結されているので、少々歪んでも連結できる「無理が効く」というのも助かりました。素人工事は精度を出しづらいですから。

タイルマットの優れた点は、施工性だけではありません。浮かせたタイルの下に水を流す構造になっているので、土埃などの汚れは雨水で自然にタイルの下に流されてしまい、タイルの表面が常に綺麗に保たれます。これは、本格的なタイル張りの床にも真似できない利点です。もちろん、タイルの表面をデッキブラシで磨いても、防水塗装は痛みません。さらに、タイルマットを敷くと、防水塗装に紫外線が当たらなくなるので劣化も抑えられ、塗り替え周期を長くする事もできます。

タイルマット、一流メーカーではバーセア(TOTO)、セライージー(INAX)などの商品名で売られていますので、検索してみればすぐわかるでしょう。安い製品も出ていますが、連結がすぐに外れたり、汚れが付きやすかったり、紫外線に弱かったりしますので、試してからが無難でしょう。私は、目だたない場所には安物を使い、広い場所にはバーセアをと使い分けました。

タイルマットは家が完成した後にも簡単に敷くことができます。引っ越した後、余裕ができてからセルフビルドで敷いてみるのが良いかと思います。

2011年6月9日木曜日

ゴーヤのブーム

今年は節電のため、ゴーヤを使った緑のカーテンがブームのようです。あちこちでゴーヤのネットを見かけます。
ゴーヤ育成の秘訣は、土です。土によって育ちが大きく変わります。

じか植えの場合は、深さ50cm程度耕し、堆肥をすき込み、フワフワな土にすると、茎も太く伸び、葉も大きく茂ります。

家づくりも建て始める前が勝負。着工までに生活の姿を構想して、図面に落す。見え始めてからでは、少々遅いのです。