2008年1月29日火曜日

不動産の営業マン

「不動産の営業マンは入れ替わりが激しく、実務経験が浅い人が多い」
「知識が浅い人間が客に指南をしている」

といった実態はネットや書籍でもみかけます。ひどい人ばかりではありませんが、実際、経験が無いのか考えていないのか、首をかしげる行動をする人が結構います。

買う可能性が無いのにしつこく電話をかけてくる →さすがにこの手の業者は少なくなりました。しつこくするほど客が逃げる事を学んだからです。

経験豊富と自称していた営業マンが宅地建物取扱主任者(宅建)を持っていなかった事もありました。不動産を扱うプロとしては、必要最低限の知識であり、1ケ月も勉強すれば試験に受かる資格です。なぜ持っていないのでしょうか?そんな人は実務経験が2年以下である可能性があります。

さて、売却の経験をする人は購入の経験者よりかなり少ないはずです。
ここには、購入よりも悲惨な実態があります。

売主の気持ちを考えずに、「安くしなくちゃ売れませんよ」と言う方も多いです。実際、安くすれば誰でも売れます。この言葉には「相場からかけ離れても売れない」という全くその通りの指南もありますが、「手間をかけずにとっとと売りたい」という気持ちも見え隠れします。「手間をかけたくないから安くしてくれ」と聞こえ勝ちです。

「相場より安いこの価格でないと売れません」というので「じゃあ、相場はいくらなの?」と聞いたら、答えられなかった人もいます。

5000万円で売っても、4000万円で売っても、手数料は数万円しか変わらない。むしろ、数多く手離れ良く売った方が良い。と営業マンが思うのは無理もありませんが、この力学が働く以上は、売主が泣きを見る事は多々あるわけです。

実際、値段を決めるのは売主と買主の合意からです。買主が価格以上の価値を感じれば、相場に関係無く高く買うわけですし、逆もあります。どうも、媒介不動産屋さんにとって、「価値」は「高く売れる」ではなくて「早く売れる」に向き勝ちです。売主にしてみれば、「足が遅くても少しでも高く売りたい」と思う場合もあるわけです。なにせ自分が住んでいた家が二束三文で売られたら、財産を失うだけでなく今までの暮らしまで否定されたような気分になり、相当落ち込むものです。

といった売主の気持ちがわからない営業マンは、所詮、買主の気持ちもわかりません。つまり、良いお客をつかまえる事はできません。良い営業マンは、売主も買主も満足させる事に喜びを感じるはずです。

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