2008年1月9日水曜日

通風

夏場は通風が重要です。
窓を閉め切って冷房すれば、喉は渇き、冷えの原因にもなってきます。
風が通れば、体感温度はかなり下がります。自然の風が吹き抜ければ部屋に熱気も篭りません。
照り返しをよしず等で遮り、坪庭に打ち水をし、上昇気流を作って風を吹き抜かせるというのが、厳しい夏をしのぐ京の町屋のすまい方です。

通風に必要なのは、風の「入り口」と「出口」と「通り道」。
風の量は、風が通り抜けられる面積に比例します。1ケ所でも狭ければ、その分少なくなります。

「入り口」と「出口」は、2面に分けて設けないと、風が通り抜けません。つまり、1面にしか窓が無ければ風は入ってきてくれませんので、通常のマンションではかなり難しい事になります。換気扇を回しっぱなしにしたり、蚊が入る事を覚悟で玄関ドアを開けるかなのですが、経験上芳しくないです。タワーマンションは窓が開かないので土台無理な話ですね。

一戸建てでは、高低差を活かした熱気対策も可能です。天井を高くすれば、熱気が上に上がるので、これを窓や換気扇で排出すると快適になります。さらに、風の「出口」を「入り口」より高くすると煙突効果で更に通風量が増します。天窓を出口にするのも有効です。 1階の南側の窓から2階の北側窓に風を抜けさせる手段もあります。
という事で、通風に関しては一戸建てが断然有利となります。

もっとも、自然通風を望むなら、窓を開けても快適な土地が必要。幹線道路から離れた騒音、排気ガス、臭気が無い地域に限られます。
さらに、広い緑地が近隣にあれば、夜間降下冷気が期待できます。

便利な地域で窓を閉め切って環境と隔絶された機械空調にすがった毎日をすごすのか、少々不便でも周囲の環境と共に自然を感じ利用する生活をとるのか、どちらに価値を感じるかです。

隔絶された家の中だけの生活なのか、周囲の環境と関わり合う生活なのか、
画面の中だけのバーチャル流行りのご時勢なので、前者に目がいきがちです。
でも、生活はリアルです。高い買い物をする前に、あなたの喉、肺、皮膚、体がどんな状況か、どんな影響を受けるのか、ちょっと考えてみるのは無駄でしょうか?

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