日本の中古住宅の人気が薄いのは、リフォームでどの程度素敵になるのか、想像し難いからだと思います。
逆に考えれば、リフォームでどの程度見違えるかを想像できる奥さんがいる家族なら、リーズナブルな価格で中古住宅を購入・リフォームすることで資金を活用できます。でも、そんな奥さんは世の中にはあまりいらっしゃいません。奥さんがNo!と言えば、絶対物件は購入されません。想像できない奥さんが悪いのでしょうか?いえ、それは違うと思います。実は夫だって想像できないのです。原因は売主です。
真っ当な賃貸住宅では、住人が入れ替わる都度クロスを張り替えます。壁のクロスですが、テーブルクロスと同じ考えだと思います。手に触れる部分は汚れるのだから、次の人に渡す前に取り替えるのがあたり前。
・もし、レストランに行って、
前の人が食べ散らかしたテーブルに案内されたらどんな気分になるでしょうか?
・もし、中古車売り場に行って、
洗車されていない車が置かれていたら、シートに座ってみようと思いますか?
・もし、リサイクルショップに行って、
壊れた家電を見せられて、「修理すれば使えますよ」と言われたらどう感じますか?
なんか、中古住宅はここを無視している物件が多いように思えます。
売主さんに強く言いたい!
中古住宅を購入する買主様は、下取りをする業者ではなく、高額な不動産を買って新生活を営われようと希望を持っている方です。クロスを替えず、掃除せず、修理せずにご案内したら、結果は見えていませんか?
生理的に嫌悪感を持つような汚れ、放置されていたんだなぁと感じさせるような庭木の荒み、一体修理にどれだけの時間とお金をかければ住めるようになるのか恐れをもつような状態で、果たして「一生物」の購入を決断できるでしょうか?
不動産屋さんからは、
「いやぁ、お金をかけて綺麗にしても、結局は相場程度でしか売れませんから」と親切にアドバイスをいただきます。でも、私としては、そんなお客様(買主様)をないがしろにするような取引、我慢なりません。
たしかに高額なリフォームは買主様のライフスタイルに合うかわからないので、勝算が無い限り行わない方が良いと思います。
でも、クロス張替え、ハウスクリーニングと修理程度の出費(投資)は、買主様に新生活を想像していただくための最低限の準備だと思うのです。
「すぐに住める」ってレベルは大事だと思いませんか?
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