せっかく自宅を持つならば、車も置きたいと思うのが人情です。
玄関に近いほど荷物の出し入れが楽になるし、アウトドアの趣味を持つ方は倉庫に近いと、泥のついた荷物も出し入れがしやすくなります。洗車をするなら水栓やコンセントも備えておくと、楽でしょう。排水も配慮して下さいね。その位は工務店も配慮してくれます。
車は小さくないので、車の置き方は1階のプランに大きな影響を与えます。
ビルトインガレージにすると、床面積も増えますし、3階建て扱いになったり、いろいろコスト高になりがちです。そこまで車にコストをかけるのか、考える必要があります。また、建物は隣地と50cm以上離す必要がありますが、車だけを置くなら境界ギリギリに置いても良いのです。スペースの有効利用でも不利なんです。
また、南向きの家だと冬は車が日向ぼっこをしてしまい、1階の日差しを遮ってしまいます。さらに屋根をつけてしまうと、一層日差しを遮ってしまいます。これは勿体ないですね。二世帯住宅なら、なおさらです。私は車より居間の居心地を大切にしたいです。
家の前に車を置く場合、工務店は「車を入れやすいから」と縦列駐車のように道路と平行に駐車するプランをよく提示します。確かに入れやすいかもしれませんが、ハンドルを切って車の頭を入れるために、余計なスペースが必要で、車置き場が敷地幅一杯になり、庭を作れなくなってしまう事が多いです。
道路と直角に車を入れると、道路を使って転回するので、スペースは車の分だけで済みます。残りは庭にできますね。幅もとらないので、家に落ちる車の日陰も少なくなります。この場合、ぜひ留意して欲しいのは、隅切りをしておくこと。ハンドルを切りながら出入りするので、入口だけは1mだけ幅広くするのです。これだけで、切り返しせずに楽に車を出し入れできます。角地なら出入り口を角にするのも手です。
舗装せずに轍部分のみタイルやブロックにしておき隙間に玉竜などを植えれば、車がいなくなれば庭の一部になってしまいます。そして、車置き場の上を屋根ではなくてパーゴラにすれば、緑も楽しめます。
あと、車を足場に2階に侵入されたり、車の陰に隠れて1階の窓を破られないように配慮しておいた方が良いでしょう。
我が家は頭をひねって、車を2台置きながら1階へのインパクトを最小にして、庭も設ける事ができました。整形地なので周囲に同じ条件の物件が並んでいるのですが、これが実現できている家は他に見当たりません。
また、車イスに備えて玄関ポーチをプラットフォームのように使い、車への乗り降りの段差を減らす事も配慮しています。車がスライドドアだと、こんな芸当もできるのです。
車の置き方って、工夫が沢山できるんです。
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