宮崎駿さんのビデオを見て、思わずニヤリとしてしまったシーンがありました。それは「見慣れた風景を客観的に見たい」と、車の助手席にビデオカメラを固定して、街を走って、その風景を見てみるというもの。
そして、その結末は・・・「絶望」 でした。
たしかに、電柱、電線に無残に切り刻まれた空は、酷い風景です。
ただ、そんな宮崎さんが日課にしているのが散歩だとか。
多分、宮崎さんはよくわかっているかと思いますが、歩行者の視界と、自動車の視界は全く違います。
なぜって?歩道と車道では、幅が違うので空の見え方が違います。歩道を歩いていると、前を見ている限り、街路樹に遮られて電線が目立たなかったりします。
ところで、山道を走る事が好きな自転車乗りが「シングルトラック」と呼ぶ道があります。歩行者と自転車だけが走れる一筋の道の事です。自動車の騒音、排気ガス、危険から離れた道は自転車乗りには、天国です。
さらに、自転車に乗ると、足が地面から離れるせいか、風景がちょっと客観的に見えたりします。
実は公団団地には、このシングルトラックがよく作られていて、ここを走ると緑に囲まれた素敵な風景に出会う事も良くあります。先日、私は近所の団地で白鷺に出会いました。子ども達と自転車で移動する時、私はシングルトラックを好んで選びます。安全で静かで美しいからです。残念ながら団地の一部が立て替えでマンションに変わってしまい、こうしたシングルトラックが「プライベートガーデン」に取り込まれてしまい、立ち入る事ができなくなってしまった事もあります。町中のシングルトラックは、貴重な物なのです。
あなたの家の近くに、シングルトラックはありますか?自転車で通る風景は、他とは違った素敵なものかもしれません。
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