木造家屋に限らずバルコニーは塗装コートが一般的です。ただ、これを綺麗に使いたいと思うと、デッキブラシでゴシゴシとやる事に・・・これでは防水塗装が痛みます。バルコニーの防水塗装はとても重要で、防水が切れると、即座に雨漏りなどにつながります。これはちょっといただけません。だからといって、バルコニーをタイル張りにすれば、高度な左官技が必要なので工賃も嵩みますし、もしひび割れたら補修も大変です。
これを見事に解決する方法があります。それは、タイルマット。3~10cm角の薄いタイルが樹脂で連結された30cm角のマットです。このマットはお互いに連結できるようになっていて、床に敷き詰めるのが簡単です。パチパチと連結してゆき、端の方はサイズに合わせてタイルをつなぐ樹脂をカッターで切り、樹脂製の端材で隙間を埋める事ができるので素人でも施工できます。
私はホームセンターでタイルマットを少しづつ買い足しながら、置き方をいろいろ変えてやってみました。バルコニーには雨どいや排水溝などもあり、複雑な形になりがちなので、細かい部分は小さな3cm角タイルのマットを使い、広い部分は少し割安な10cm角タイルのマットを使いました。樹脂で柔らかく連結されているので、少々歪んでも連結できる「無理が効く」というのも助かりました。素人工事は精度を出しづらいですから。
タイルマットの優れた点は、施工性だけではありません。浮かせたタイルの下に水を流す構造になっているので、土埃などの汚れは雨水で自然にタイルの下に流されてしまい、タイルの表面が常に綺麗に保たれます。これは、本格的なタイル張りの床にも真似できない利点です。もちろん、タイルの表面をデッキブラシで磨いても、防水塗装は痛みません。さらに、タイルマットを敷くと、防水塗装に紫外線が当たらなくなるので劣化も抑えられ、塗り替え周期を長くする事もできます。
タイルマット、一流メーカーではバーセア(TOTO)、セライージー(INAX)などの商品名で売られていますので、検索してみればすぐわかるでしょう。安い製品も出ていますが、連結がすぐに外れたり、汚れが付きやすかったり、紫外線に弱かったりしますので、試してからが無難でしょう。私は、目だたない場所には安物を使い、広い場所にはバーセアをと使い分けました。
タイルマットは家が完成した後にも簡単に敷くことができます。引っ越した後、余裕ができてからセルフビルドで敷いてみるのが良いかと思います。
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