2011年3月29日火曜日

原発事故への対策

このブログの防災カテゴリーでは、家の防災について書いてきました。
想定外の事が起きるから事故になるのですが、今回の311地震と原発事故は、私の想像を超えた物でした。

家作りでの津波対策は、津波の来ない地域に住む事です。ネット動画を見ていたら、津波が襲来した海のすぐ側に新興住宅街が広がっていて、そこを津波が襲うシーンがありました。安全な土地を選ぶのは最低条件です。ハザードマップを確認するのも、それを信じずにより安全な土地を選ぶのも最低必要な事です。

でも、原発事故はどうでしょう?
生体蓄積されたセシウムによる内部被曝が白血病や甲状腺ガンを増やします。見えない、直ちに影響は無い、でも5年かけて子ども達の体を蝕むのが放射能汚染の恐ろしい所です。

対策は、
原発の近くに住まない。原発の風下(主に東側、南北)に住まない。そういった所を水源地や移動ルートにする所に住まない。といった選び方になるでしょう。日本は原発に囲まれているので、とても限られた場所になります。その一つが南関東でした。

しかし、チェルノブイリでは300km離れた土地も汚染されました。放射性物質が風に運ばれ、雨となって落とされたのです。福島から東京まで、200km位です。「チェルノブイリ型原発は格納容器も無いし、黒煙が燃え上がったから被害が広がった。日本の軽水炉とは違う」という人もいます。違うのは確かです。でも、チェルノブイリで暴走した原子炉は一つだけ。大量の使用済み核燃料が同じ建屋に保管されてはいませんでした。そして日本では到底真似できない、人命無視の石棺建設と汚染除去作業で何十万人もの犠牲を出して、ようやく封じ込められました。

そこでの住民の教訓は
「政府を信じず、なるべく早く、なるべく遠くに逃げなさい」だそうです。

こうなると、家作りでは無く、早く家を捨てるしかありません。
すぐに引っ越せるように借家に住み、定職に就かないか何処でもできる職につき、子どもも転校に耐えられるようにする。ご近所付き合いも厚くしない。

これ、豊かな生活と言えるでしょうか?

電気の無く貧しくとも潤いのある生活と、電気はあるけど生き残るためには全てを捨てて逃げないとならない生活。今の日本人は後者しか選べないのです。

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